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ボデガに着いて、まず、オーナーのロデロ氏と醸造家のパコ・カサスさんを紹介されました。
醸造家のパコ・カサスさんはボルドーで修行中にロデロ氏と出会い、一緒にワインづくりを始めました。
もともと近くの町、Valladorid出身で、創業以来、ずっと2人3脚でやってきたコンビだそうです。
この点に非常に好感が持てました。
創業は1996年。この場所は、はるか昔、修道院があった土地で、昔は家族が亡くなると神父さんにお金を払う
というしきたりがあったそうなのですが、
お金が払えない人たちは土地を納めていたそうです。
それが由来で、
『パゴ・デ・ロス・カペジャーネス=神父たちの土地』という名前になりました。
ロデロ氏はバルセロナで仕事をしていたのですが、1980年に父が亡くなったのをきっかけに 20haの土地を購入し、
ぶどうを販売することから始めたそうです。
そして1997年5月に初出荷します。
設立当初、苦労されたことはありますか?
と聞いたところ、最初から非常に良い出来のワインが作れたので、
自分達はラッキーだった。といっていました。ちょっとあっけなかったのですが、
確かに、 最初のビンテージからいろいろな賞を受賞しているので、
10年しか経ってないのに高い評価を得ているんだなって思いました。
現在は100haの畑を所有しているのですが、畑は37箇所に別れています。 作業効率は悪いけど、条件のよい畑
のみでブドウ栽培することと、病気などのリスクを分散させることを可能とします。
1本の樹からは、ぶどうを4房から5房しか収穫ません。
醸造過程ですが、除梗後、アルコール発酵の前に低温(10℃)で4,5日間
つけるそうです。色調、風味を引き出すためです。 醸造過程で最も重視するのは、
アルコールと酸のバランスだそうです。
発酵終了後にソフトプレス機にかけます。プレスする機械は横に向いた円筒形で、
中にある風船みたいなものが膨らんでゆっくりプレスします。
種はもちろんつぶしません。
プレス後のカスは、リオハにあるオルホ(スペインの蒸留酒です。イタリアのグラッパですね。)メーカーに
販売しているそうです。オルホが欲しかったら、いつでも言ってくださいとのことでした。
マロラクティック発酵終了後、酒石酸が出るのを防ぐため、ボデガ中の扉を全て開け放ち 、北風を入れて
冷却するそうです。自然の力も借りて冷却しているんですね。
そして荘厳な雰囲気が漂う熟成庫へ。
樽は全てフレンチオークで2200個所有しております。一言フレンチオークといっても、
使用する樽はメーカーや焼き加減が全て異なり、なんと!22種類のタイプの使用しています。
それらを半年ごとに変え、最終的にブレンドするそうです。
ですので、22種類の樽に由来する複雑な味わいもワインに付加されるんですね。
そこまで手が込んでいるとは・・・。と、一同驚きでした!
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